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​ METHOD 

無垢の素材を永く使用するためには、素材の「呼吸」、すなわち伸縮や反り、
ねじれに対応できる仕口、組手を工夫しなければなりません。

それこそが永く使っていただくために私達の出来ることであり、
家具の価値を高めていくために追求するべきことと考えています。  

モノのデザインも多様化する中、仕口、組手は一辺倒ではありません。       
常に最善の手法を考慮し、日々製作と向き合っています。

板状に加工されたテーブルの天板は、日々の乾湿によってわずかに伸縮を繰り返しています。  レール状に掘りこまれたアリ溝に、アリ桟を組み込むことによって素材の伸縮に対応しながら、天板の反りを抑えてくれます。

​ アリ桟

​ 相欠き

交差する部材の半分ずつを欠きとって納める手法。さらに強度を持たせたい際には画像のように二段にすることもある。

​ ホゾ組

四角形のほぞ穴に、ほぞ穴より若干大きなほぞを嵌め込み組む手法。  二段になったもの、角度のついたもの様々な形状がある。

​ 組み手

板状の部材からなる引き出しの部材は、しっかりと組み合わせることで材料の反り、ねじれを抑えています。

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